図案を縫っていきましょう!

はっきりと浮かび上がらせたいメインモチーフ(中心のイニシャルや花のモチーフなど)をバックステッチ、それ以外の背景や本体部分をランニングステッチで縫います。

ステッチの基本

縫い始め

針にキルト糸を通して、2回糸をまきつけ小さめの玉結びをします。刺し始めの位置の1mmくらい手前から針を出し、一目もどってから針を進めます。

裏に別布をつけずにリバーシブル仕立てにする場合は、以下の要領で、玉結びを隠します。

刺し始め位置より2cmくらい離れたところから表布のみすくって、針をいれ、刺し始めの位置の1mmくらい手前から出します。

糸を布に近いところで持って、加減しながら引っ張り、玉結びを布の中に引き込みます(この時、プチッと音がします)。

ステッチ

メイン図案の中央から、モチーフの線をステッチします。お好みで、ランニングステッチとバックステッチを使い分けます。

ランニングステッチ

なみ縫い。1cmに7~8目くらい、細かく縫うのがベターですが、多少目が荒くても、目が揃っていれば綺麗に見えます。

バックステッチ

ひと針づつ戻りながら前へ針を出して進んでいくステッチ。くっきりとラインを目立たせたいときはこちらがお勧めです。

ポワンドヴォーベ

3目のバックステッチ、縫い糸を2枚の布の間にくぐらせて、次の箇所までとばします。

【解説イメージ 準備中】

ポワンアプロッシュ(埋め縫い)

イレギュラーでアトランダムなランニングステッチ。空間を埋めるように、自由に針を進めます。
モチーフの背景など、コードを詰めない空間にステッチして、平らに布が浮かないように縫い留めます。

(参考)針の進め方のイメージは、ペン描画の動画を参考にしてください。

縫い終わり

縫い終わりは、1針戻って針を裏に出し、針先に糸をまいて、玉止めを作ります。

裏に別布をつけずにリバーシブル仕立てにする場合は、以下の要領で、玉止めを隠します。

縫い終わりは、1針戻ってさらに、もう一度同じ穴から針をだし、針先に糸をまいて、玉止めを作り、同じ穴に針を入れ、表布だけをすくって近くに出す。糸を引いて、玉止めを中に引き込み、糸を切ります。

ポイント

縫い始め縫い終わりの玉結びと玉留めを少なくするように、縫う順序を考えて、できるだけ一筆書きで続けて縫えるようにします。しつけ糸がじゃまになるときは、外しながらぬいます。

長い直線部分などは途中で糸がなくならないように、余裕をもって、針に十分な長さの糸をつけてください。途中で糸変えがないほうがラインが綺麗に仕上がります。

一筆書きできない箇所は、2枚の布の間に針をくぐらせますが、色糸の場合、表に透けて見えるので、できるだけ目立たない場所、できるだけ短い距離で糸を渡すようにしてください。(どうしても気になる箇所は、コーディングの時に、色糸の上にコードを詰めて隠すことができます。)