kamome boutisについて
<かもめブティの由来>
ブランド名「かもめブティ」は、家族の歴史とこの地での暮らしから生まれました。
昔、義理祖父が南仏に家を建てたとき、愛する妻の故郷ヴァンデ(フランスの大西洋岸の県)の鳥にちなんで「Goélands=かもめ」と家に名前をつけました。フランスでは、家に名前をつける習慣があります。
私がフランスに移住した当初、夢は自宅を改装してB&Bを開くこと。その時、家族の思い出を大切にしたくて、宿の名前を「かもめの家」にしました。
そして今、ブティと出会い、この地でアトリエを開き、ブランドを立ち上げることになりました。家族の歴史と夢をつなぐ名前、それが「かもめブティ」です。
この場所で生きること、ブティに出会えたこと、すべてがこれからも続く物語の一部なのです。

<ブティ作家 Yuko Roustan>
大阪生まれ。南フランス在住。 2013年に家族で日本から移住し「かもめ(kamome)の家」で暮らしはじめる。2015年、この地で初めて南仏伝統手芸「ブティBoutis」 に出会い、地元のアソシエーション「LES AMIS DE LA CADIÈRE」(地域の文化遺産保存協会)に参加、ブティ 部門で基礎を学び、魅了される。
現在はアソシエーションでの週1度の活動を続けつつ、田舎の素朴な環境で自然の恩恵を享受しながら、自宅アトリエ「kamome boutis」で ブティのデザインと制作に取り組んでいる。また、日本の伝統的なモチーフを作品に取り入れ、プロヴァンスの伝統と日本文化の融合を試みるとともに、ブティに興味があるさまざまな世代を対象とした体験ワークショップも開催している。
Née à Osaka au Japon, je vis dans un village du sud de la France depuis 2013, et découvre les « Boutis ».
Depuis 2015, j'ai rejoint l'association culturelle « LES AMIS DE LA CADIÈRE » où j'apprends les bases de cet art et en suis fascinée.
Actuellement, tout en continuant à produire au sein de l'association, je travaille à la conception et à la réalisation de boutis, intègre des motifs traditionnels japonais et tente de fusionner la tradition provençale et la culture japonaise dans mon atelier à domicile, « kamomé boutis ». (kamomé = "goeland" en japonais) En parallèle, j'organise des ateliers pour les jeunes japonais intéressés par les boutis.

南仏の小さな村、自然の恵みを満喫しながら、目指すは自給自足の田舎暮らし。紺碧の海が見渡せる丘の上の「かもめの家」で、日々のささやかな幸せに感謝して、親子3人、小さな暮らしを営んでいます。日々の暮らしの様子や作品の制作風景はinstagramでも紹介しています。
